PowerAutomateクラウドでもメールの下書きを作成できたので、忘れないうちにアウトプット。
フロー
フローは至ってシンプル。
最低でも「トリガー(何でも良い)」と「HTTP要求を送信します」があれば大丈夫です。
「変数」はメール本文を格納するために加えているだけです。

作成方法
変数を初期化する
トリガーはすっ飛ばして、変数から行ってしまいましょう。
毎度のことながら検索ボックスに「変数」と投入して検索し、出てきた「変数を初期化する」を選択。

名前は後で自分が分かるように「メール本文(何でも良い)」としておきましょう。
種類は「文字列」を選択します。
値は後でメール本文として使うものです。
HTML形式で投入しましょう。
時短用にコピペ本文を作成しておきます。
ご自由にどうぞ。
※なお、改行である<br>を使わないと単純に本文が詰まります。
ご担当者様<br>
<br>
<br>
いつもお世話になっております。<br>
----------------<br>
ここに署名を入れる<br>
----------------<br>
HTTP要求を送信します
今回のフローの肝はこちらです。
検索ボックスに「HTTP」で検索すると素早く辿り着けます。


必須項目はURLとメソッド。
URLには「https://graph.microsoft.com/v1.0/me/messages」を入れます。
メソッドは初期時から「POST」を選択しておきます。
「本文」に投入したものがそのまま下書きに反映されます。
例としては以下の通りです。

importanceはメールのオプション、重要度。
ここでは普通である「Normal」にしています。
contentに入れるHTML文がメールの本文にそのまま当てはまります。
私は編集しやすいように先に設定した変数を当てはめております。
また、各項目は下記の通り。
toRecipients | 送信先 |
ccRecipients | CC |
bccRecipients | BCC |
CCやBCCは省略することも可能です。
時短用コピペは以下の通りです。
適宜変更してください。
{
"subject":"ここには件名を",
"importance":"Normal",
"body":{
"contentType":"HTML",
"content":"ここにメール本文"
},
"toRecipients":[
{
"emailAddress":{
"address":"xx@xxx.com"
}
}
],
"ccRecipients": [
{
"emailAddress": {
"address": "xx@xx.com"
}
}
],
"bccRecipients": [
{
"emailAddress": {
"address": "xx@xx.com"
}
}
],
}
宛先だけが欲しい場合でCCやBCCが要らないバージョンは下記の通り。
{
"subject":"ここには件名を",
"importance":"Normal",
"body":{
"contentType":"HTML",
"content":"ここにメール本文"
},
"toRecipients":[
{
"emailAddress":{
"address":"xx@xxx.com"
}
}
]
}
フローのテスト
トリガーに何を設定したかによりますが、実際にテストしてみましょう。
Accessのようにポップアップしないので「おや?」と思うかもしれませんが、メールソフトの「下書き」を見ると、ちゃんと作成されているはずです。
送信する場合はちゃんと下書きから送信までを自分の手で実行してください。